漢方と生薬は私たちが病気になったときに飲む薬ですよね。漢方などは薬だけでなく、化粧品や入浴剤などに使われます。
特に入浴剤は漢方と生薬の成分でさまざまな効果があります。今回はおすすめの漢方・生薬の入浴剤を紹介します。
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漢方と生薬のお風呂について
漢方と生薬はそれらの成分を活かして、さまざまな薬やヘルスケア商品などを作っています。そもそも漢方などは一体何なのでしょうか?
漢方
漢方はさまざまな生薬の組み合わせによって作られたもので、もともとは東洋医学が盛んな中国が発祥です。のちに日本に伝えられて、現在の漢方があります。
漢方は「漢方」と「漢方薬」があり、漢方薬は漢方から作られた医薬品です。ただ単に漢方と呼ぶのは鍼灸や食養生も含めた医学(東洋医学)を意味しています。
漢方薬は原則として2種類以上の生薬を決められた分量で組み合わせて作られたものです。漢方薬は健康保険適用がないものを含めると多くの種類があり、日本では健康保険適用のある漢方薬は一般の病院・クリニックで処方されますが、保険適用がない漢方薬は漢方を専門に扱っている薬局で販売しています。
生薬
生薬は漢方薬になる前のもので、植物や動物、鉱物などの天然物を加工して作った薬です。その生薬を複数の生薬を組み合わせて作ったものが漢方薬です。
生薬は漢方薬として加工されるだけでなく、化粧品などに加工されます。生薬の効果で美白やUVケアなど、さまざまな商品として作られています。
また、生薬は食品としても使われており、食品で使われる生薬は「医薬品的効能効果を標榜しない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」に掲載されているもののみ、食品として販売します。食品として使われる生薬は「薬膳食材」と言い、飲食店等で薬膳料理の食材として使われています。
ちなみに植物の生薬は50万種以上、動物の生薬は100万種以上あります。鉱物の生薬は石膏、芒硝、リュウ骨の3種類があります。
自然の薬草
自然界にはさまざまな種類の薬草がありますが、薬用植物は医療に使用される薬草類の総称です。この薬草類をそのまま使うか生薬として加工したりします。また、化粧品や食品などにも使われます。
漢方と生薬、薬草の入浴剤
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漢方と生薬、薬草は薬や化粧品などに使われますが、入浴剤も存在します。ただ、漢方と生薬のお風呂はさすがに手作りではできませんが、身近にある薬草で手作りの入浴剤を楽しむことができます。
よもぎ
よもぎは各地の道端に見かける薬草で、食用では若葉を摘んでゆでてから使います。食用のよもぎでは和菓子によく使われますが、食用以外では鍼灸の治療や切り傷の出血に使われるなど、古くから民間療法として使われています。主要成分はシネオール、タンニン、ビタミンAなど。
お風呂の作り方は生の葉を採取し、袋に入れてお風呂に浮かべるだけ。よもぎを採取して、乾燥させたものでもOK。効能としては腰痛・関節痛・神経痛の緩和、冷え性の予防・改善、痔、美肌効果、アトピー性皮膚炎の予防など、さまざまな効果があります。
妊婦の女性の方は使用を控えてください。まれによもぎのアレルギーの方がいます。
アロエ
アロエは昔から「医者いらず」と言われており、やけどや切り傷の治療にアロエの葉が使われるなど、民間療法で用いられています。美容の分野でもローションやクリームなどの化粧品や石鹸などにも使われています。食用ではアロエヨーグルトが有名です。主要成分はアンスロン配糖体であるアロインなど。
お風呂の作り方はアロエの葉を採取し、細かく刻んで袋に入れてお風呂に浮かべるだけ。アロエは家で栽培しているアロエを使いましょう。効能としては冷え性の予防・改善、あかぎれ・しもやけの予防・対策、保湿効果、育毛効果など。
子宮収縮作用があるため、妊婦の女性の方は使用を控えてください。
その他の薬草
このほかにお風呂に入れることができる薬草ではどくだみや熊笹などがあります。
手作りの入浴剤の注意点としては、よもぎやアロエの葉の残骸が風呂釜に入ってしまうと掃除が大変になりますので、入浴後はよもぎやアロエの葉はすぐに片づけましょう。
漢方と生薬、薬草の市販の入浴剤
市販の入浴剤では漢方や生薬、よもぎなどの薬草を使ったものが市販されており、さまざまな香りや効能を楽しむことができます。漢方と生薬の入浴剤のほとんどが「医薬部外品」の商品で、肩こりや腰痛など、さまざまな悩みの緩和に効果があるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
おすすめのよもぎの入浴剤5選
まずはおすすめのよもぎの入浴剤5選を紹介します。よもぎは手作りの入浴剤で楽しむことができますが、道端によもぎが生えているのかわからない人も多いので、よもぎを使った市販の入浴剤を利用しましょう。よもぎはよもぎ蒸しにも使われているくらい、健康には欠かせない存在です。よもぎの成分を利用したものや天然のよもぎ100%を使ったものなど、好みのものを見つけてみてください。
よもぎ入浴剤 マミーサンゴ 薬用バスソルト
「三興物産」は京都府の会社で、「マミーサンゴ」ブランドの化粧品などを販売しています。今回紹介する商品はよもぎを使ったバスソルトです。よもぎはカワラヨモギエキスを使用。カワラヨモギエキスと生薬の陳皮、当帰を配合し、入浴効果を高めて、血行を促進し、冷え性や肩こりなどに効果があります。香りはよもぎを中心に、調香師が絶妙な配合をしたオリジナルエッセンシャルオイルを配合しています。手軽によもぎのお風呂を楽しみたい方におすすめです。
メーカー名:三興物産
価格:3,080円(公式サイト)
容量:1.2kg
よもぎ 入浴パック
「バンビ」は和歌山県にあるよもぎ蒸しグッズ専門店で、よもぎ蒸しの原料のよもぎやよもぎ蒸しの関連グッズの販売をしています。今回紹介する商品は1個15gのパックに入った100%よもぎの入浴剤です。よもぎは徳島県産の乾燥よもぎを使用。ご自宅でよもぎ蒸しができない方もよもぎのお風呂を楽しむことができます。商品は20個入りで、専用の袋に入っています。尚、商品の購入はAmazon、楽天でお買い求めください。
メーカー名:よもぎ蒸しグッズ専門店バンビ
価格:2,980円(楽天の場合)
容量:20回分
発酵温浴 nifu at home よもぎ湯
「nifu」は東京にある酵素風呂のお店で、お店で実施している発酵温浴をご自宅でも楽しめるように開発されたのが、今回の商品で、今回は「よもぎ湯」を紹介します。素材は奈良県産のよもぎを使用。よもぎに伊豆大島産の海塩などを配合し、よもぎ本来の色や香りと同時に、手軽に温活をお楽しみいただけます。合成香料や合成着色料、防腐剤等は不使用。子どもからお年寄りまで幅広い年齢層にお使いいただけます。
メーカー名:nifu
価格:2,300円(公式サイト)
容量:5包
FUU よもぎ
「Health Nuts」は入浴剤やペット用品などを販売している会社です。今回紹介する商品はよもぎの色をしたバスソルトです。よもぎは国産のものを使用。バスソルトの塩はパリシャン湖の塩を使用。よもぎと塩の効果で体の芯から温めることができます。塩の色はよもぎの自然の色で、合成着色料・合成香料等は無添加。かわいいボトルに入っており、使用後は洗って乾燥すれば、お菓子や小物入れに活用できます。尚、楽天ではお取り扱いがありません。
メーカー名:Health Nuts
価格:2,420円(公式サイト)
容量:730g
おふろでほっと~オーガニックよもぎの入浴剤~
「ヤポネサウンド」はオーガニック素材を使用した入浴剤の販売をしている会社です。今回紹介する商品はよもぎの入浴剤です。この商品は「anan」の「睡眠&自律神経特集イチ押しの入浴剤シリーズ」に掲載されました。よもぎは欧米のオーガニック規格の農場で育てられた無添加のよもぎ100%を使用し、そのよもぎを粉末に加工し、入浴剤に仕上げました。添加物は不使用で、パッケージも環境に配慮しています。
メーカー名:ヤポネサウンド
価格:950円(公式サイト)
容量:5パック
おすすめの漢方・生薬の入浴剤5選
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最後はおすすめの漢方・生薬の入浴剤を紹介します。お風呂に使用する漢方や生薬はお風呂用に開発したもので、さまざまな種類の入浴剤があります。
養生薬湯
「再春館製薬所」は熊本県の製薬会社で、看板商品の「ドモホルンリンクル」をはじめ、生薬を使った化粧品や医薬品などの製造・販売をしています。今回紹介する商品は生薬を使った入浴剤で、美容家が選ぶ生薬(薬用)入浴剤などで3冠を獲得しました。ボウイなど6種類の生薬を配合し、温浴効果を高めて血行を促進し、疲労回復や美肌にもつながります。原料は厳しい基準をもとに世界中から厳選したものを使用し、徹底した管理体制の下で製造をしています。お湯の色と香りは生薬独特の天然のもので、家族で安心してお使いいただけます。
メーカー名:再春館製薬所
価格:1,650円(公式サイト)
容量:5包
あをによし 薬湯
「ヴァンベル」は奈良県の会社で、化粧品やボディケアなどを販売しています。今回紹介する商品は漢方生薬の入浴剤です。黄柏(おうばく)、独活(どくかつ)など、8種類の生薬を配合。生薬エキスがお湯の中で溶けだし、体の芯から温め、冷え性や疲労回復などに効果があります。お湯の色は茶褐色で、天然薬草特有の香りがします。添加物は不使用なので、ご家族でお使いいただけます。尚、楽天ではお取り扱いがありません。
メーカー名:ヴァンベル
価格:3,300円(公式サイト)
容量:10包
薬麗泉
「サンパルコ」は京都府の会社で、入浴剤や化粧品などを販売しています。今回紹介する商品は和漢エキスを配合した入浴剤です。生姜、葛根など7種類の生薬を配合。さらにボディケア成分に緑茶エキスとパパイン酵素を配合し、和漢の効果でうるおいのある肌に導いてくれます。お湯の色はイエローで、香りはひのきの香りです。尚、商品は公式オンラインショップ「ヘルシーeショップ」にて販売しています。
メーカー名:サンパルコ
価格:1,320円(ヘルシーeショップ公式サイト)
容量:10包入り
ウチダの浴剤
「ウチダ和漢薬」は漢方薬を扱う製薬会社で、循環器系や婦人科系を中心に、さまざまな漢方薬などの製造・販売をしています。今回紹介する商品は生薬を使った入浴剤です。カンゾウやコウブシなど、8種類の生薬を配合し、入浴効果を高め、体の芯からポカポカと温めてくれます。生薬の天然の色と香りで、着色料等は不使用です。尚、公式サイトではオンラインショップはなく、全国にある販売正規代理店での対面販売となります。
メーカー名:ウチダ和漢薬
価格:2,420円(公式サイト)
容量:10包
御嶽山入浴剤
「日野製薬」は長野県の会社で、漢方・生薬を使った医薬品や化粧品などを販売しています。今回紹介する商品は生薬100%の入浴剤です。オウバクをはじめとした8種類の生薬を独自の処方で配合し、入浴効果で体を温めてくれます。生薬を刻み、混ぜて、包むという昔ながらの製法で作っているため、香料、合成着色料、防腐剤などは不使用。自然の生薬の色と香りをお楽しみいただけます。尚、商品は60包のほか、2包(330円)、14包(1,650円)もあります。
メーカー名:日野製薬
価格:5,500円(公式サイト)
容量:60包
まとめ
薬草はもともと自然界にある植物で、その薬草を加工して作ったのが生薬で、その生薬を2種類以上を組み合わせて作られたのが漢方薬です。生薬は薬だけでなく、化粧品や食品(薬膳食材)にも使われます。
お風呂では、手作りの入浴剤では身近にあるよもぎやアロエは簡単に作ることができますが、入浴剤だとよもぎなどの薬草や、漢方・生薬のお風呂を気軽に楽しむことができます。漢方や生薬、よもぎなどの薬草が持つ香りや効能を楽しむことができるので、さまざまな悩みがある方にはおすすめの入浴剤です。
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